ふだんきものはじめました
こんにちは、トリヲです
わたしは今年で24になるのですが
高校生のときくらいから古着が好きです
実家の近くにセカンドストリートがあったので、リサイクル古着が身近だったんですよね。学生なんてお金ないし、そういう面でもすっごくありがたくて活用してました。
それがいつしか
リサイクル古着だけじゃなく
ヴィンテージ古着にも手を伸ばすようになり、そうすると服だけじゃなくて
家具とか器とか、
あらゆる古いものに興味が出てきて、
蚤の市やら骨董品やら民芸品やらに
発展していったのですが、
その流れで最近
着物に目覚めてしまいました
まさかこんな日がくるとはね!!!
着物って私のような若者にとっては
特別なものっていう印象があって、
着物っていうと入学式や卒業式で保護者の方がたまーに着てたり、テレビで皇室の人が着てたりする、淡いピンクとか黄色とかの上品なやつが浮かびません??
あれはいわゆる訪問着って言われるフォーマルなものなのですが、
わたし、そういうのには
まだ魅力を感じられません。
きっとまだお子ちゃまなんです
私が今好きなのは
紬(つむぎ)とか、
小千谷縮(おぢやちぢみ)とか、
越後上布とか、
着物の中で普段着と呼ばれるクラスのものです。
これはこの前、今昔きもの太市で出会った単衣の紬。
こんなかんじで近くで見るとざらざらしているというか、ざっくりしてるかんじのものが特に好きです。
当たり前ですが、まわりに着物好きな友達なんているわけなく、いくら普段着と言われてもなかなか現代の普段着として着るのはハードルが高すぎるのでまだ着て外に出るところまではいけてません😇
もともと大学で風土学的なことを学んでいたり、和の伝統色が好きだったり、近しい気配の素質は持っていたのですが、、着物って本当に奥が深い!深すぎる!日本人の美意識や自然観を学ぶのには着物を知るというのが一番いいかもしれません。なんだかだんだんわたしの卒論みたいになってきました。
例えば、
着物はカタチは同じでも
季節によって異なったものを着ます。
10月〜5月は袷(あわせ)、6.9月は単衣(ひとえ)、7.8月は夏物というようなかんじ。
素材自体はおおよそ正絹(シルク)で同じなのですが、生地の織り方を変えて透け感を出したり、裏地を付けないで一枚で仕上げたり、という違いです。
洋服なら真夏に黒の長袖シャツを袖まくって着てようとなんの問題もないのですが、着物だとそうはいかない。
夏は透け感のある夏物を着ないといけないですよ〜〜〜というのがルールで決まっているのです。
しかも
決まってはいないものの
それに加えて、見るものを涼しくさせるような色合いが好ましいという考え方もあります。白、水色、薄緑など淡〜い色合いのものですね。
「いや、素材だけじゃなく色まで限定されるなんて息苦しすぎ!!好きな色着たいわ!!」
と思う人もいるかとは思いますが
わたしはそこにこそ日本人独特の感性があるなあって魅力的に思います。
着ている者だけでなく、それを見ている他者のことまで考えて着るんです。オモテナシだか思いやりだか知らんですが、そういうのってなんだかいいなあって。
風鈴の音で涼を感じるのは日本人だけらしいですが、目で涼を感じられるのももしかして日本人だけなのでは、、?
真相は知りませんが、
いずれにせよ
着物にはそんな奥ゆかしい工夫が
たくさん詰まっているんです。
そして美しい。本当に美しい。
着物は高いイメージがありますが、
(実際新品で良いものはくっそ高い)
リサイクル着物なら洋服より安く買えることもザラにあるので、もし興味をお持ちの方がいたら是非探しにいってみてくださいな!メルカリでも出てますしね!
着物関係のイベントにもちょくちょく行ってますが、そういう記事はまた後日。
今日も読んでくださりありがとうございました!
またよろしくお願いします🐤